サブスクは成功事例からヒントを!成功するためのポイントや動向も解説

サブスク

サブスクは、サブスクリプションの略語であり、導入する企業は増加しています。サブスクには将来性があり、大きなチャンスでもあるからです。そのチャンスを活かすには、成功事例からヒントを得ることが近道となるでしょう。

本記事では、サブスクの成功事例やポイントなどを解説します。サブスクの導入を検討している企業は、ぜひ参考にしてください。

サブスクの概要

サブスクの導入を検討するのであれば、まずはサブスクを知ることから始めましょう。ここでは、概要を解説します。

サブスクとは

サブスクは、英語のサブスクリプション(subscription)を略したものであり、直訳すれば、定期購入や予約購読などの意味があります。ビジネスで注目されているサブスクは、一定期間に一定の金額を支払うことで、商品の提供やサービスを受け続けられるビジネスモデルです。

商品を何回使っても、どれだけサービスを受けても、料金が一定であることが特徴であり、そこに魅力を感じたユーザーが増え続けています。企業によっては、数種類のプランを提供しているケースも少なくありません。

ただし、定期購入と混同されることも多いため、違いは次項で解説します。

サブスクと定期購入の違い

定期購入は、定期的に商品が届けられたり、サービスを受けられたりするビジネスモデルです。食品や日用品などの販売で利用されており、見かけることも多いのではないでしょうか。

サブスクとの違いは、個数や回数などを増やせば、支払額も増えることです。ただし、違いが曖昧なケースも多く、定期購入をサブスクと呼ぶケースもあります。

BtoC・個人のサブスクの成功事例

個人向けの販売やサービスにサブスクが導入され、成功例は着々と増えています。ここでは、代表的なものを3つ紹介します。

西野亮廣エンタメ研究所

西野亮廣エンタメ研究所は、お笑い芸人の西野亮廣さんが主宰しているオンラインサロンです。ほぼ毎日、Facebookグループでコラムがアップされ、会員限定のイベントや勉強会を開催しています。月額980円のリーズナブルな価格も大きな特徴です。

2023年9月時点で会員数が10万人であり、本人とダイレクトにコミュニケーションがとれるコンテンツが、人気な理由の1つです。

Amazon Prime Video

Amaon Prime Videoは動画配信サービスであり、世界中の映画やドラマなどが視聴できます。Amazonのプライム会員になれば、多くの動画を無料で視聴できることが特徴です。Amazon Prime Video以外にも、音楽配信サービスや商品の送料が無料になるなどのサービスもあります。

プライム会員の会費は、月額が600円であり、年間であれば5900円です。安価な料金やオリジナルコンテンツが充実しているため、成功している個人向けサブスクといえます。

Oisix

Oisixは、食材を扱う宅配サービスです。安心で安全な食にこだわりがあり、新鮮な野菜や果物、オリジナルの無添加加工食品、料理キットなどを扱っています。

なかでも人気なのは、複数のコースから選択できるサブスクです。とりわけミールキットは累計3,500万食を超え、大きな成功を収めています。鮮度が高く消費期限が長いうえに、本格的な料理が簡単に作れることが特徴です。乳幼児向けや時短料理キットが選べることも、成功の要因といえます。

BtoBのサブスクの成功事例

サブスクは個人向けだけでなく、ビジネス向けでも導入されており、多くの成功事例があります。ここでは、代表的なビジネス向けのサブスクを3つ紹介します。

Slack

Slackはビジネスコミュニケーションツールを提供しており、昨今急速に成長している企業の1つでもあります。Slackは無料プランと有料プランがあり、無料プランは基本的な機能を使用できます。有料プランは、無料プランよりも高度な機能を制限なく使用できるため、多くの企業が導入しています。

メッセージが無制限で閲覧できたり、同時通話人数が最大15名まで可能となっているなど、ビジネスコミュニケーションを活性化できる点が有益といえるでしょう。これらが評価されて成功を収めています。

freee

freeeは法人向け会計ソフトです。freeeには、無料プランと事業規模に適した有料プランがあります。会計や人事労務、法人設立などのソフトを無料で使用できるのは魅力的です。

有料プランは、サブスクで提供されていて、事業規模に応じたプランを組めます。専門知識がなくても利用しやすいソフトであるため、個人事業主が導入しているケースも少なくありません。利用者の事業規模に適したプランが評価され、成功しています。

SmartHR

SmartHRは、人事や労務管理の効率化に役立つ労務管理クラウドソフトです。SmartHRを利用すれば、人事や労務管理がクラウド化され、一元管理が可能となります。

SmartHRには3つのサブスクプランが準備されており、企業の需要に応じたプランを選べるのが魅力です。煩雑になりがちな労務管理を一元化できて、大幅な人事コストの削減につながると評価され、成功しています。

海外のサブスクの成功事例

ここまで、国内のサブスクの成功事例を見てきましたが、海外の成功事例にも成功のヒントがあります。ここでは、3つの成功事例を紹介します。

Dropbox

Dropbox(ドロップボックス)は、全世界で5億人以上が利用しているオンラインストレージサービスです。サブスクで提供しているプランは、個人向けから企業向けまであります。無料プランが用意されているため、導入しやすいのが魅力です。

ビジネスで活かせる機能が多いため、多くの企業から支持されています。

Dropbox
web画面の出典:「Dropbox」, 取得日:2024/03/21
出典:Dropbox

Evernote

Evernote(エバーノート)は、オンライン上でメモを取ることができるサービスです。また、スマートフォンのカメラで紙文書をデジタル化できる機能もあります。無料プランもありますが、ビジネスで使用するのならば、サブスクで提供している有料プランがおすすめです。

また、インターネットに接続していなくても利用できることはメリットといえます。有料プランに無料のトライアルがあること、共同作業ができる機能などが支持されて成功しています。

Evernote
web画面の出典:「Evernote」, 取得日:2024/03/21
出典:Evernote

Adobe Systems

Adobe Systems(アドビシステムズ)は、PhotoshopやIllustratorをはじめとした、クリエイティブの作成・編集ソフトを提供しています。以前は、単体のソフトで提供していましたが、2012年にサブスクに変更しました。

サブスクに変更したことで、バージョンアップが短いサイクルで行われています。新たに開発した機能が利用できるまでの期間が、大幅に短縮されたことが評価され、ユーザーの増加率が年率で20%を超える成功を収めています。

Adobe
web画面の出典:「Adobe」, 取得日:2024/03/21
リンク:Adobe

サブスクを成功させるポイント

サブスクを成功させるためには、成功事例に共通するポイントを知ることです。ここでは、3つのポイントを解説します。

需要を確認する

サブスクを導入するにあたり、導入前の計画が重要です。計画する際に確認したいのが、提供予定のサービスの需要があるかどうかです。サブスクで提供するサービスの需要を確認するためには、次の項目を確認しましょう。

  • 誰が利用するのか
  • どこで利用するのか
  • 求められているサービスか否か
  • ヘビーユーザーであればあるほど満足度があがるのか

これらの項目をリサーチして、結果としてユーザーからの需要が見込めるなら、サブスクを導入する価値があるといえます。

カスタマーサクセス

カスタマーサクセスは、カスタマーサービスやカスタマーサポートよりも一歩踏み込んだユーザー対応のことです。受動的だったこれまでの対応を、積極的に先回りして働きかけることを意味します。

カスタマーサクセスを導入すると、ユーザーの満足度を向上させ、長く継続できる環境が目指せます

豊富なプランと決済方法

サブスクを導入し、成功している企業の多くは、複数のプランを設定しています。個人や企業に適したプランがあれば、魅力を感じてもらえます。

サブスクを利用するユーザーにとって、費用をスムーズに決済できることも重要なポイントです。そのため、さまざまな決済方法が導入できるとよいでしょう。

サブスクを成功させるポイント

サブスクの今後の展望

サブスクは、今後も拡大していくことが予想されます。そのため、新規参入してくる競合他社との差別化が大切です。提供する商品やサービスは、ユーザーのニーズを考慮したうえで、自社の特徴を活かした内容にしましょう。

また、商品やサービスを選ぶ手間を省くためのシンプルな設計や、ユーザーに適した新商品やサービスをレコメンドしたりすることも重要です。ユーザーに継続的に利用してもらうためには、新しい付加価値を提供できるように努めましょう。

まとめ

サブスクは、これまでの定期購入とは違い、一定期間に一定の金額を支払うことで、商品の提供やサービスを受け続けられるビジネスモデルのことです。個人向けのサブスクやビジネス向けのサブスクも、成功を収めているケースはさまざまあるため、成功事例からヒントを得て、自社のサービスに活かしましょう。

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執筆者 メンバーペイ

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