オンライン決済サービスとは？利便性やメリット、導入のリスクなど詳しく解説！
オンライン決済サービスとは、顧客から支払いを受けたい事業者と支払いを処理する金融機関を仲介するサービスのことです。
本記事では、オンライン決済サービスの概要、導入するメリットなどについて解説します。あわせて導入時のリスクも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
オンライン決済サービスとは
オンライン決済サービスは、顧客からの支払いを受け取りたい事業者と支払いの処理を行うクレジットカード会社や銀行口座、電子マネーといった金融機関を仲介するサービスです。決済代行サービスとも呼ばれています。
たとえば、ECサイトとクレジットカード会社の間に立ち、入金管理などのさまざまな手続きを行います。
オンライン決済とは
オンライン決済とは、現金でのやり取りではなくインターネットを介して決済をする方法のことです。オンライン決済というと、クレジットカード情報をECサイトに入力する方法を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし、電子決済はクレジットカードだけでなく、電子マネーやキャリア決済、コンビニ決済なども含まれます。
オンライン決済サービスのタイプ
オンライン決済のサービスには、以下の3つのタイプがあります。
・実店舗とオンライン決済の両対応型
・オンライン対応型
・Webサービス・アプリ対応型
ここでは、それぞれのタイプについて解説します。
実店舗とオンライン決済の両対応型
実店舗とオンライン決済の両対応型は、オンライン決済だけでなく、飲食店のデリバリーやテイクアウト、宿泊施設の事前決済や実店舗での支払いにも対応しているタイプです。
オンラインとオフラインで決済方法をまとめたい、マルチチャネルやオムニチャネル対応が必要という場合に向いています。たとえば、オンライン・オフラインどちらでも電子マネーに対応するといった形です。
オンライン対応型
オンライン対応型は、ECサイトの商品販売やコンテンツ販売、サービス販売など、オンラインに特化したサービスです。
オンライン対応型にも様々な種類があり、メールで決済用のURLを送信する「メールリンク決済」、事業者のサーバーにクレジットカード情報を保持しない「トークン決済」など、自社に合わせて柔軟にシステムを構築できます。
Webサービス・アプリ対応型
Webサービス・アプリ対応型は、ネットワークを介して提供するSaaSやサブスクリプションアプリの利用料の支払いに向いているサービスです。
Webサービス・アプリ対応型の場合、定額課金利用中でもプランの変更や利用人数の変更なども可能です。加えて、日割り計算なども自動で算出してくれるため、効率的に決済処理ができます。
オンライン決済サービスを導入するメリット
オンライン決済サービスを導入することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、オンライン決済サービスを導入するメリットを3つ解説します。
購入の利便性を高める
オンライン決済サービスを導入することで、複数の支払い方法から選択できるようになります。顧客それぞれが使いやすい支払い方法を選択できるため、顧客側の利便性が向上します。
購入までの手続きもスムーズになり、決済時の離脱を防ぎやすくなるといった点も大きなメリットです。
売上・入金管理の効率化を図る
オンライン決済サービスを採用することで、決済処理や売上・入金管理などがしやすくなり、効率的な管理が可能になります。
オンライン決済サービスの場合、入金サイクルをまとめられるため管理がしやすく、経理関係の業務効率化につながるでしょう。また、スタッフの負担軽減にもつながるため、少ないスタッフで運営している場合にも向いています。
不正リスクなどの防止に繋がる
オンライン決済サービスでは、強固なセキュリティが導入されており不正リスクの防止にも役立ちます。たとえば、不正検知機能や補償制度などを導入しているオンライン決済サービスもあります。
このように、オンライン決済サービスではセキュリティ対策が十分に取られているものが多いため、安全性の高い取引がしやすくなるでしょう。
オンライン決済サービスを導入するデメリット
オンライン決済サービスを導入する際には、デメリットもあります。ここでは、オンライン決済サービス導入のデメリットを詳しく解説します。
費用がかかる
オンライン決済サービスを導入する際は、導入費用や月額料金といったコストが発生するケースもあります。また、決済手数料もかかるため、事前にどのような費用が必要かを確認しておくとよいでしょう。オンライン決済サービスによって負担する費用は異なるため、複数のサービスを比較することが大切です。
セキュリティ対策が不可欠
オンライン決済サービスでは、基本的に強固なセキュリティを導入しています。しかし、オンライン決済サービスに任せきりにするのではなく、自社でもセキュリティ対策を徹底しなければいけません。十分なセキュリティ対策を行うにはある程度のコストが必要になるため、事前に確認しておきましょう。
オンライン決済サービスを選ぶ際のポイント
オンライン決済サービスを選ぶ際には、決済方法・決済手数料・導入目的を意識して選ぶことが大切です。それぞれのポイントについて、以下で解説します。
決済方法の種類は幅広いか
まずは、決済方法の種類を確認しましょう。クレジットカード決済を含む、デビットカード決済やオンライン電子マネー決済、キャリア決済やコンビニ決済など、幅広い決済方法に対応しているかを確認します。決済方法の種類が多いことで、自社に合った決済方法を選びやすくなり、管理や運用の手間も削減できます。
決済手数料はいくらかかるか
オンライン決済サービスのなかには、初期費用や月額費用がかからず無料で導入できるものもありますが、決済手数料は発生するといったケースもあります。決済手数料のパーセンテージは、決済方法やカード会社などによって異なるため、事前に確認しておきましょう。コストを削減したいなら、決済手数料ができるだけ低いサービスを選ぶことがポイントです。
導入目的に合っているか
導入目的を明確にして、その目的に合ったサービスを選ぶことも重要です。たとえば、ECサイトの決済手段を増やしたいという場合には、オンライン決済に特化したオンライン決済サービスがおすすめです。実店舗とECサイトの決済を一元管理したい場合には、実店舗・オンライン両対応型というように、目的に応じて選びましょう。
オンライン決済サービスのおすすめ5選
ここでは、おすすめのオンライン決済サービスを5つ紹介します。
| サービス名 | 特徴 | 料金 |
| メンバーペイ | 幅広いサービスに対応会費の自動催促メールや、登録者へのお知らせメールなど機能も充実 | 初期費用・固定費用：0円販売手数料：5.5％ |
| SBペイメントサービス | オンライン・実店舗の両対応型 | 非公開※初期費用、月額費用、手数料の見積りが必要 |
| イプシロン | 決済方法が豊富 | 月額料金：5,000円決済手数料：3.6％～ |
| ソニーペイメントサービス | セキュリティレベルが高い | 非公開※見積りが必要 |
| STORES 請求書決済 | Webブラウザで決済が完結できる | 初期費用：0円決済手数料：3.24％～ |
1.メンバーペイ
メンバーペイは、初期費用・固定費用が0円で気軽に利用できるオンライン決済サービスです。サブスクリプションサービスやオンラインレッスン・サロン、オンラインコンテンツの販売などに特化しています。利用可能な支払い方法はクレジットカードからコンビニ決済、電子マネーと幅広く、使いやすいサービスです。
また、導入までの流れも簡単です。無料でアカウントを作成後、販売サービスを登録すれば開始できるため、非常にスピーディーに導入できます。
2.SBペイメントサービス
SBペイメントサービスは、ソフトバンクグループが運営するオンライン決済サービスです。クレジットカード決済からキャリア決済、コンビニ決済など多くの決済方法に対応しています。また、実店舗向けの決済サービスにも対応しており、オンラインと実店舗どちらにも対応したいという場合に向いています。
リンク型やAPI形などの決済システムへの接続方法も用意されており、拡張性の高さも魅力です。
3.イプシロン
イプシロンは、クレジットカード決済やコンビニ決済、代引き決済などのさまざまな決済方法に対応しているオンライン決済サービスです。不正検知や3Dセキュアなどのセキュリティも導入されています。
また、最短1営業日で導入できる「スピード導入プラン」と、月額料金5,000円で手数料が安価になる「手数料お得プラン」の2プランが用意されています。このように、自社に合ったプランを選べることも特徴です。
4.ソニーペイメントサービス
ソニーペイメントサービスは、PayPayやLINE Pay、Apple PayなどのオンラインID決済やクレジットカード決済などに対応しているオンライン決済サービスです。認証サービスに3Dセキュアを導入しているだけでなく、独自の「認証アシストサービス」を導入しており万全のセキュリティ体制を構築しています。
また、カード会社とネットワークを介さずに接続する高速レスポンスを実現しているため、離脱率の改善にもつながります。
5.STORES 請求書決済
STORES 請求書決済は、オンライン上で請求書ページを作成・送信し、利用者にURLを送信することで決済が可能な、オンライン決済サービスです。請求書を作成し、顧客のメールアドレスに決済用のURLを送信すると、顧客はそのURLから決済できます。
また、決済時にアプリを導入する必要もなく、Webブラウザで完結するため、顧客も事業者側も使いやすくなっています。
まとめ
オンライン決済サービスは、顧客からの支払いを受ける事業者と支払いの処理をする金融機関を仲介するサービスです。オンライン決済サービスには種類があるため、自社の導入目的に合ったサービスを選びましょう。
メンバーペイは、オンライン上でさまざまなサービスの販売をサポートする決済サービスです。月額料金が自動的に請求される仕組みも備わっており、毎月の請求の手間を省けます。
オンライン決済サービスをご検討している場合は、メンバーペイをぜひご活用ください。
