会員サイトはあると便利?構築・運営するメリットや主な構築方法・4つのステップなど解説

運営ノウハウ

会員サイトを見込み客獲得や業務効率化などに役立てると、売上を大きく伸ばせる可能性があります。しかし、「自分(自社)が提供するサービスには、会員サイトが必要なのだろうか」と悩む人もいるでしょう。

この記事では、会員サイトを作るべきか迷っている人に向けて、会員サイトのメリット・デメリット、構築方法などを解説します。ぜひ、参考にしてください。

会員サイトの役割

会員サイトとは、会員登録した人のみ閲覧・書き込みが可能なWebサイトのことです。会員登録した人は、IDとパスワードを使って会員サイトにログインします。会員サイトに登録すると、氏名やメールアドレスなどの属性とアカウント情報が紐づけられます。

会員サイトの具体例と公開方式

ここでは、主な会員サイトの具体例を紹介します。また、クローズドサイトとセミクローズドサイトの違いについても解説します。

会員サイトの具体例

昨今では、さまざまな会員サイトが運営されています。以下は、会員サイトの具体例です。

  • ファンクラブサイト
  • 地域サークルや同窓会などのコミュニティサイト
  • レビュー投稿掲示板
  • フィットネスクラブやエステサロンなどのサイト
  • 家電やオンラインサービスなどの問い合わせサイト
  • カタログサイト
  • Web見積もりサイト
  • ECサイト
  • クレジットカードや電子マネーなどのポイントサイト

クローズドサイトとセミクローズドサイト

会員サイトの公開方式は、クローズドサイトとセミクローズドサイトに分けられます。クローズドサイトは、会員登録しないと一切見られません。一方、セミクローズサイトには、非会員でも見られる情報と、会員でなければ見られない情報が混在しています。

既存顧客とのコミュニケーションが目的なら、クローズドサイトを構築するといいでしょう。ただし、顧客開拓にも会員サイトを役立てたい場合は、セミクローズサイトの運営が適しています。

会員サイトを構築・運営するメリット

会員サイトのイメージをつかめたら、導入するメリットを考えてみましょう。会員サイトを構築・運営するメリットを解説します。

見込み客獲得に役立つ

会員サイトに登録する際は、個人情報をサイトに入力します。電話番号やメールアドレスを入手できれば、見込み客に定期的に連絡することが可能です。勤め先や年齢などの属性を踏まえてアプローチをかけると、新規顧客を獲得しやすくなるでしょう

また、会員サイトに限らず、サービスに関連するサイトを構築すること自体が、ブランディングに役立ちます。

顧客との関係を深められる

会員サイトを通じて顧客との関係を深めるにつれ、顧客満足度が高まります。例えば、会員サイト上で、会員限定のコンテンツやクーポンなどを配信してみましょう。他の人は知ることのない情報やサービスは、会員に特別感を与えます。

また、会員サイトには多くの顧客情報が蓄積されているため、会員サイトに登録するきっかけとなった出来事や、購買行動などの情報を活用しましょう。パーソナライズされた細やかな対応が可能になり、顧客の満足度を効率よく高められます

業務効率化につながる

会員サイトなら、見込み客や顧客が情報を入力してくれるため、転記の手間がかかりません。また、デジタルデータの方が、アナログデータよりも簡単に管理できます。

会員が自ら情報を入手できる

会員制のカタログサイトや問い合わせサイト、Web見積もりサイトなどを用意すると、詳細な情報を会員自ら調べられます。会員が自身で知りたい情報を見つけられると、運営側は問い合わせに対応する時間を削減可能です。

余裕ができた時間をコア業務に集中させると、より質のいい商品やサービスを提供できるようになります。

会員サイトを構築・運営するメリット

会員サイトを構築・運営するデメリット

個人情報を扱う以上、会員サイトはセキュリティに関して徹底的に配慮しなければいけません。ここでは、会員サイトを保有することのデメリットを解説します。

登録してもらいにくい

会員サイトを構築しても、登録者を増やせない場合があります。会員サイトに登録するためには個人情報を入力しなくてはいけません。セキュリティリスクが懸念されると、登録へのハードルは上がります。また、単純に入力の手間が面倒で登録したくない人もいるでしょう。

個人情報の取り扱いに細心の注意を払っていることを会員サイトに明記し、入力の手間をかけさせない登録フォームを作成しましょう。

手間やコストがかかる

会員サイトの構築には手間がかかり、制作費や運営費もかかります。しかし、クレームを受けないためには、手間やコストを節約しにくいのが現実です。会員サイトは見込み客や顧客との架け橋であり、サービスの質を低下させると離脱される恐れがあるためです。

会員サイトを構築する3つの方法とメリット・デメリット

会員サイトを構築する3つの方法について、メリット・デメリットを含め解説します。サイトの目的やデザインに合わせて、構築手段を選びましょう。

ゼロから開発する

ゼロから開発する方法は、スクラッチ開発とも呼ばれます。スクラッチ開発は、プログラミングをはじめとする専門性がなければできません。身近に専門家がいなければ、サイト制作会社などに依頼してスクラッチ開発に取りかかりましょう。

スクラッチ開発で会員サイトを構築すると、オリジナリティの高い会員サイトができます。その反面、スクラッチ開発には時間と手間がかかるので、スピーディーに会員サイトを立ち上げたいときは他の構築方法を検討しましょう。

CMSを活用する

CMSを活用する方法とは、WordPressなどのコンテンツ管理システムを使ったサイト構築方法のことです。ゼロからサイトを作る場合とは異なり、CMSを活用すれば専門家でなくてもサイトを構築可能です。

ただし、サイト構築にはテンプレートが使われるため、オリジナリティの確保が課題となります。オリジナリティが求められるビジネスなら、ゼロから会員サイトを作った方が、見込み客・顧客にアピールしやすいでしょう。

ASPを活用する

ASPとは、インターネット経由で利用できるソフトのことです。ASPのメリットは、手間やコストを抑えて簡単にサイトを構築できることです。会員管理に適した機能があらかじめ搭載されているASPなら、新しく機能を開発する必要がありません。

ただし、ASPには機能の制約が多く、3つの構築方法のなかではもっとも自由度が低くなります。

会員サイトを構築するポイント

会員サイトを構築するポイントを解説します。それぞれのポイントを押さえて、見込み客・顧客が利用しやすい会員サイトを構築しましょう。

過不足なく機能を盛り込む

会員サイトの目的によって、搭載しておきたい機能は変わるため、必要な機能が搭載されているかを確認しましょう。主に必要とされる機能は以下のとおりです。

  • 会員情報を管理する機能
  • 決済機能
  • ID・パスワードをリセットする機能
  • メルマガ配信機能

CMSやASPを利用して会員サイトを構築する場合は、拡張性の高いサービスがおすすめです。臨機応変に機能を追加できると、会員サイトを長く使い続けられます。

セキュリティに配慮する

前述のとおり、セキュリティ面に不安があると会員サイトに登録してもらえません。以下のようなセキュリティ対策を講じましょう。

  • 個人情報の取り扱いに細心の注意を払っている旨を、会員サイトに明記する
  • ログイン時に二要素認証を採用する
  • アカウントごとに閲覧制限を細かく設ける
  • 会員サイトの担当者・関係者にセキュリティ教育を施す
  • セキュリティ体制のしっかりしたCMSやASPを選ぶ

操作性を確保する

操作しにくい会員サイトではコンテンツやクーポンを配信しにくく、見込み客・顧客とのコミュニケーションが難しくなります。特に海外製のCMSやASPは、マニュアルや表示画面が日本語ではない場合もあるため注意してください。

会員サイトを構築するポイント

会員サイトを構築する4ステップ

オリジナリティの高い会員サイトを、ゼロから開発すると仮定した場合の構築ステップを解説します。

1.要件定義と設計

要件定義は運営側の視点で、会員サイトに必要な要件(機能)をまとめてください。要件定義に従って、会員サイトにアクセスする人が見る部分と、管理部分を設計します。

2.デザイン作成

デザイン作成では、ターゲットや会員サイトの目的に合わせて、ふさわしいデザインを考えます。見栄えにこだわるだけではなく、ユーザビリティにも配慮したデザインが求められます。

3.コーディング

作成したデザイン案に沿って、SEOも重視しつつ会員サイトをプログラミングして構築します。特に、見込み客獲得を目的としてセミクローズドサイトを構築する場合は、SEOが不可欠です。

4.テスト・リリース

会員サイトが完成したら、テストを実施します。最終確認としてのテスト以外に、開発フェーズごとのテストも欠かせません。フェーズごとのテストを怠ると、完成時に大きな不具合が見つかる場合もあります。不具合があれば随時対処して、リリースを迎えます。

会員サイトを構築する4ステップ

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まとめ

さまざまなサービスで、会員サイトは活用されています。ゼロから会員サイトを構築するとオリジナリティを発揮できますが、手間やコストがかかります。また、CMSやASPを活用すると、比較的手軽に会員サイトを構築可能です。必要な機能を過不足なく盛り込み、セキュリティや操作性を重視して会員サイトを構築しましょう。

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執筆者 メンバーペイ

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