ストックビジネスで安定収益を目指す!フロービジネスとの違いも解説

運営ノウハウ

ストックビジネスは、継続的に収益を得られるビジネスのことを指します。ストックビジネスにはさまざまなメリットがあり、新規事業の参入や事業の多角化などで取り入れる企業も増えています。

この記事では、ストックビジネスの概要に触れたうえで、フロービジネスとの違いやメリット・デメリットなどを解説します。ストックビジネスを成功させるポイントもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

ストックビジネスとは

ストックビジネスとは、長期的な利用を前提とし、継続的に収益を得るビジネスモデルです。契約を交わした顧客が会員となり、契約が続く限り料金を回収できます。たとえば、定期購入サービスや習い事の教室などは、顧客から解約の申し出がない限り継続して利用されるため、ストックビジネスに該当します。

また、ライフラインや電気通信サービスなどの契約もストックビジネスの代表例です。ストックビジネスに取り組むと、企業は安定した収益の確保が見込めます。

フロービジネスとの違い

ストックビジネスとフロービジネスの違いをまとめると以下の通りです。

ストックビジネスフロービジネス
契約が続く限り安定的に収益を得られる新しい取引により収益を得る
新規の取引は少ない新規の取引が頻繁に発生する
サブスクリプションサービス、賃貸業など小売業、飲食業など
契約が続く限り売上が積み重なる商品の提供によって金銭を受け取る
固定客との契約により安定した収益を得られる固定客がいても売上が発生するとは限らない
定期購読サービス、賃貸物件などスーパー、レストランなど

ストックビジネスは一定の顧客がいれば長期的な収益が見込めますが、フロービジネスは常に新規顧客の獲得をしていく必要があります。

また、ストックビジネスは顧客から定期的に料金を徴収するため、契約を維持するには、顧客満足度やサービスの品質を高いレベルで保たなければなりません。フロービジネスは取引単位で収益が発生するビジネスモデルであり、売上を確保するには新規商品の開発や販売戦略が重要です。

ストックビジネスのメリット

ストックビジネスにはさまざまなメリットがあります。具体的なメリットについて解説します。

収益が安定しやすい

安定した収益が確保できることは、ストックビジネスの代表的なメリットです。会員を確保できれば、定期的に安定した収益を得られます。トラブルや不祥事などによる解約や退会が発生しない限り、長期に渡り一定の収益を見込めるでしょう。また、収益について予測がしやすく、事業計画も立てやすくなります。

データを継続的に収集できる

ストックビジネスは、契約が終了しない限り顧客と接点を持ち続けられるため、顧客データの収集がしやすいです。顧客の趣味嗜好を把握できると、商品やサービスの改善に役立てられます。また、データを活用すれば、顧客との関係の強化にも活かせます。たとえば、顧客の好みに合わせた提案によって顧客満足度の向上が期待できるため、ロイヤルカスタマー化を目指すことも可能です。

効率的なマーケティングが可能

ストックビジネスでは、マーケティングや営業活動なども効率的に行えます。通常、新規顧客の獲得には、既存顧客の育成よりも多くのコストがかかります。ストックビジネスに取り組むと、既存顧客の成長に特化した取り組みができるため、広告費などのコスト削減も可能です。

ストックビジネスのメリット

ストックビジネスのデメリット

ストックビジネスを開始しても、初期段階から安定的な収益を得られるわけではありません。顧客を集めるには時間がかかるため、十分な資金を用意する必要があります。また、ストックビジネスは顧客一人あたりの売上が少ない傾向があります。損益分岐点となる売上高を意識し、それを超えられるよう顧客を集めることが大切です。

さらに、ストックビジネスは、顧客が解約すると収益を得られなくなります。安定した収益を維持するには、商品やサービスを利用し続けてもらうための取り組みが不可欠です。

ストックビジネスのタイプ

ストックビジネスにはさまざまなタイプがあります。それぞれの特徴を解説します。

定期購入タイプ

ストックビジネスは、定期購入と相性がよいビジネスモデルです。定期購入とは、特定の商品を一定期間、継続的に購入する方法です。顧客は自分が気に入った商品を毎回スムーズに購入でき、手間がかかりません。企業は契約期間を定めれば、その間は安定した収益が見込めます

定期購入タイプのストックビジネスは、特に飲料やサプリメントなどの販売に活用されています。

レンタルタイプ

レンタルタイプのストックビジネスでは、顧客のタイミングで必要な分だけ商品やサービスを利用できます。たとえば、月額払いで動画が見放題になるサービスなどが該当します。同様の仕組みで、漫画や音楽を提供するサービスも人気です。

また、近年ではファッションレンタルサービスも高い需要があります。スタイリストが選んだ服を一定期間レンタルでき、流行に合わせておしゃれを楽しめるからです。顧客にとっての利便性向上のため、クリーニングを不要とするサービスも多く見られます。

定期メンテナンスタイプ

定期メンテナンスの主な対象は、経年劣化する建物や機械などです。基本的に購入時のみ契約できるパターンが多いため、契約に繋がりやすい傾向があります。

また、メンテナンスが必要ない場合でも、契約期間内は料金が発生するため、継続的な売上に貢献するでしょう。

消耗品タイプ

消耗率が高い商品についても、ストックビジネスを導入できます。たとえば、企業に導入されているプリンターのトナーやバッテリーなどは消耗品ですが、なくなれば機械そのものが利用できなくなります。そのため消耗品をストックビジネスとして展開すると、顧客は適切なタイミングで商品を入手でき、商品を提供する企業にとっては、一定の売り上げを確保できるメリットがあります。

ストックビジネスのタイプ

ストックビジネスを成功させるポイント

ストックビジネスを成功させるには、メディアや広告の上手な活用や予算の確保が重要です。以下で具体的なポイントを解説します。

メディアや広告の活用

ストックビジネスの開始直後は、なかなか集客がうまくいかないケースも少なくありません。そのため、認知度の向上を図りましょう。具体的には、メディアやSNSを活用したり、Webマーケティングの施策を実施したりするなどです。

また、サービスの魅力を伝えるための工夫にも力を入れるべきです。たとえば、メール配信をする場合、テキストだけでなくHTMLを活用し、画像や動画なども組み合わせると効果的です。

予算の確保

ストックビジネスの場合、顧客が獲得できていない時期は、収益性が低い傾向があります。ストックビジネスが軌道に乗るまでには多くの資金が必要になりやすいため、一定以上の予算を確保することが大切です。

適切な資金計画や事業計画を立てないと、ストックビジネスの継続が難しくなる恐れもあります。ストックビジネスを始めるなら、実際の状況に即した予測を立てたうえで、入念に計画を練りましょう。

ストックビジネスを成功させるポイント

まとめ

ストックビジネスは安定的な収益を確保できるため、取り入れる企業が増えています。さまざまなタイプがあり、自社の商品やサービスの特徴に応じて導入できます。ただし、導入直後から安定的な収益を確保できるわけではないため、軌道に乗るまでの期間を乗り切るだけの資金が必要です。

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執筆者 メンバーペイ

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