オンラインスクール(講座)のプラットフォームとは?必要な機能や選び方など解説
リモートワークが全国的に広がっているとともに、自宅でも手軽に学習ができるオンラインスクールも注目されています。
しかし、オンラインスクールを開講したいと考えている人のなかには、どんなプラットフォームを使えばよいか悩む人も多いのではないでしょうか。
本記事では、オンラインスクールのプラットフォームの概要や、導入するメリット・デメリットについて解説するので、参考にしてください。
目次
オンラインスクールのプラットフォームとは
オンラインスクールのプラットフォームとは、オンライン講座の提供や管理など、運営に必要な機能を搭載したシステムのことです。オンライン学習プラットフォーム、オンライン講座プラットフォームとも呼ばれます。
主に企業や教育機関などで導入されており、従業員や学生などの教育・管理を効率的に行うために利用されています。
そもそも「オンラインスクール」って?
講師とのオンライン接続を通じて、授業を受ける形態のことをオンラインスクールといいます。基本的には、パソコンやタブレット、Web会議ツールなどを用いて行われます。
オンラインスクールは、オンラインで授業を受けられるため、場所に関する制約がないことが特徴です。さらに、場合によっては好きなときに利用できるなど、時間の制限がない場合もあり、顧客のライフスタイルに応じて取り入れやすい点がメリットです。
オンラインスクールのプラットフォームが注目されている理由
オンラインスクールのプラットフォームが注目されている理由として、リモートワークが全国的に広がり、認知度が向上したことが挙げられます。自宅に居ながら手軽かつ効率的に学習ができるため、国内・海外のどちらでも主流になりつつあります。
オンラインスクールの種類
オンラインスクールの種類は、主にリアルタイム型とオンデマンド型の2つです。ここからは、それぞれの種類の詳細について解説します。
1.リアルタイム型
リアルタイム型は、特定の時間にオンライン講座へアクセスして授業を受ける形式です。いわゆる生放送であり、Webセミナーやウェビナーなどとも呼ばれます。
リアルタイムで進行するため、受講者が講師に質問できたり、講師が受講者側の様子を確認できます。そのため、オフラインでの講座と同じように、講師・受講者の双方向でコミュニケーションを取れることが特徴です。
2.オンデマンド型
オンラインスクールにおけるもう1つの種類が、オンデマンド型です。オンデマンド型では、事前に録画した講座を、受講者がオンラインで視聴します。
オンデマンド型は、受講者・講師のどちらにとっても時間に関する制約が少ないことが特徴です。また、録画のため受講者は好きなタイミングで視聴できたり、講師側は後から編集や修正ができたりするなど、メリットも多くあります。
オンラインスクールのプラットフォームで使える機能
オンラインスクールのプラットフォームは、サービスによって使える機能に差異があります。しかし、以下の機能は組み込まれている場合がほとんどです。
・講座の配信
・視聴環境の提供
・LP作成
・受講者管理
いずれもオンライン講座を提供・運営していくために必要な基本的な機能です。なお、サービスによっては上記以外にも、さまざまな機能を提供しています。
オンラインスクールのプラットフォームを導入するメリット
オンラインスクールのプラットフォームを導入するメリットは多岐に渡ります。具体的な内容は、以下で解説します。
オンラインスクール開校時の費用を抑えられる
オンラインスクールにかかる各種費用を抑えられることは、オンラインスクールのプラットフォームを導入する最大のメリットといえます。
費用を抑えられる具体的な内容としては、オンライン講座の開始に伴う初期費用や、運営を続けるにあたり必要な保守・運用にかかる費用などです。
教育経費の節約ができる
オンラインスクールのプラットフォームを導入するメリットとして、教育にかかる経費を節約できることも挙げられます。
特に、オンデマンド型は教育経費の節約効果が高い傾向にあります。なぜなら、1度教材を作成すれば、繰り返し使用できるだけでなく、修正・追加なども比較的簡単に行えるためです。
また、講座を実施する場所の確保や人材の用意にかかる費用も抑えられるため、ランニングコストも抑えられます。
教育の品質向上を図りやすい
オンラインスクールのプラットフォームを導入するメリットとして、教育の品質向上を図りやすいことも挙げられます。
オンラインスクールのプラットフォームを用いれば、受講者の学習進捗や成績など各種データを取得しやすく、データに基づいた教育資料の改善が実施でき、教育の品質向上が実現しやすくなります。
オンラインスクールのプラットフォームを導入するデメリット
オンラインスクールのプラットフォーム導入には、デメリットも伴います。例えば、オンラインで講座を実施することにより、受講者と対面でコミュニケーションが取れないことなどです。
オンライン上では受講者の温度感やモチベーションが分かりにくく、適切な対処をしにくいため、サポート体制を整えておくことが大切です。
オンラインスクールのプラットフォームの選び方
オンラインスクールのプラットフォームを選ぶ際は、いくつか意識するべき点があります。ここからは、具体的な選び方とそれぞれの詳細を解説します。
手数料・月額料金は妥当か
オンラインスクールのプラットフォームの料金体系は、基本的に従量制と定額制の2種類です。従量制の場合は、使える機能の多さや、参加可能な人数などで料金が設定されています。一方、定額制の場合は、あらかじめ定められた金額を毎月支払うことでサービスを利用できる仕組みです。
また、サービスによっては販売手数料が取られることもあります。手数料が高いと利益を出しにくくなるため、事前に確認しておきましょう。
必要な機能が備わっているか
オンラインスクールのプラットフォームは、サービスによって備わっている機能が異なります。そのため、適切なサービスを選ばないと、想定していた運用方法を実現できない可能性があります。
例えば、オンライン講座とデジタル教材を組み合わせることをイメージしていたにも関わらず「デジタルコンテンツを販売できる媒体が動画のみだった」などのケースがあります。あらかじめ機能を確認して、必要な要素が揃っているかを確認しておきましょう。
サポート体制は整っているか
サポート体制の充実度も、オンラインスクールのプラットフォームを選ぶ際のポイントです。
オンラインスクールを始めたばかりの頃は、使用方法や運営に関する不明点が発生しやすい傾向にあります。そのため、サポート体制が充実していて、疑問や問題を解決しやすい環境が好ましいといえます。
オンラインスクールのプラットフォームのおすすめ5選
オンラインスクールのプラットフォームは多岐に渡ります。そのなかでも、おすすめの5つを紹介します。
スクール名 | 特徴 | 料金 |
メンバーペイ | 初月無料から日割り計算、別途価格など、柔軟な料金設定が可能サービスやチケット、スキルを単発で販売することも可能 | 初期費用・固定費用0円販売手数料5.5%(※) |
Udemy Business | 9,500を超える講座が受講し放題 | 利用人数によって変動 |
オンスク.JP | 月額定額で全ての講座を受講可能 | 6ヵ月8,140円(税込)9ヵ月11,880円 (税込)12ヵ月15,400円(税込) |
日経ビジネスON-DEMAND | ビジネス関連の講座を100以上用意 | 講座によって変動 |
MENTER | マンガ形式の講座動画で分かりやすい | 利用人数によって変動 |
(※)月額定額プラン:5.5%(決済手数料3.5%+サービス利用料2.0%)
1.メンバーペイ(株式会社クラウドワークス)
メンバーペイは、さまざまなオンラインサービスの運営ができます。お知らせメールを配信する機能があり、会員限定の招待リンクやzoomのURLなどを会員へ一斉配信することが可能です。
また、決済以外にもオンラインレッスンやオンラインサロンなどの運営に役立つ、会費の自動催促メールや会員管理、登録者へのお知らせメール送信などの豊富な機能を備えているのも魅力です。
さらに、月額固定料金のプランだけでなく、サービス、チケット、またはスキルを単発で販売することもできます。
2.Udemy Business(Udemy,Inc.)
Udemy Businessは、Udemy, Inc.が提供する法人向けの学習プラットフォームです。約9,500を超えるビジネススキル講座が受講し放題だったり、エンジニアやビジネスパーソン、大学教授などの実務家を講師として起用していたりするのが特徴です。
他にも、データ抽出や社内講座の作成・登録機能など、法人向けの機能を多数備えていることも特徴の1つです。
3.オンスク.JP(株式会社オンラインスクール)
オンスク.JPは、60以上のオンライン講座を提供しているサービスです。オンライン講座は、資格取得やビジネス、趣味など実用性の高い内容が揃っているため、ユーザーの身に付くようなレッスンを広げたい場合におすすめです。
また、月額定額で全ての講座を受講できるプランでは、問題演習やその他の機能も全て利用可能なので、レッスンの種類を幅広く提供したい場合にも良いでしょう。
4.日経ビジネススクールON-DEMAND(日本経済新聞社)
日経ビジネススクールON-DEMANDは、日本経済新聞社が提供しているオンライン学習プラットフォームです。
ビジネスと関連性の深いスキルが100以上収録されており、職種ごとに最適な講座をおすすめとして表示してくれます。そのため、継続的なスキルアップを目指しているビジネスマン向けのレッスンをメインに、スクールを開講したい場合におすすめです。
5.MENTER(WHITE株式会社)
MENTERは、WHITE株式会社が提供しているオンライン学習プラットフォームです。専門的で難しくなりがちなDXやITリテラシー分野を、マンガ形式の動画で分かりやすく解説しています。
IT初心者やデジタルスキルに自信がない人を対象としているため、従来のオンライン学習と比べて理解しやすい作りとなっています。
オンラインスクールで成功するポイント
オンラインスクールで成功するためには、いくつかのポイントを押さえておきましょう。以下は、具体的なポイントとそれぞれの詳細です。
受講生のゴールを決める
オンラインスクールで成功するためのポイントとして、受講生のゴールを決めてモチベーションを保つことが挙げられます。
オンラインスクールの性質上、講座を完遂してもらうには受講生の自主性やモチベーションが重要なポイントです。そのため、あらかじめ受講生のゴールを定め、そのゴールに向けて学習していくという目的意識を持ってもらうことが、モチベーションの維持に繋がります。
できるだけ多くの良い口コミを増やす
できるだけ多くの良い口コミを増やすことも、オンラインスクールで成功するためのポイントです。
多くの良い口コミが寄せられれば、オンラインスクールの信頼性が向上します。信頼性が向上すれば、受講者が集まりやすくなり、売上にも繋がりやすくなります。
継続的な集客に努める
オンラインスクールで成功するために重要なポイントの1つが、継続的な集客です。オンラインスクールは、一定期間の経過で受講生が卒業したり、辞めたりします。
そのため、一時的に人を集めるだけではなく、持続的にスクールを展開できるような戦略を考えましょう。
まとめ
オンラインスクールのプラットフォームはさまざまな種類があり、備わっている機能も異なります。そのため、目的や想定している運用方法に合うものを選ぶことが大切です。
メンバーペイは、オンラインスクールやオンラインサロンなどの、さまざまなオンラインサービスの運営ができます。登録者へのお知らせメール送信など、運営していくうえで便利な機能を多数備えていることが特徴です。
オンラインスクールのプラットフォームを探している人は、ぜひメンバーペイをご活用ください。