オンラインスクールの作り方は7ステップ!メリットやデメリットも併せて解説
デジタルツールの進化によって、オンラインスクールを始める人が増えています。特技や資格などを活かして、オンラインスクールの開校を目指す人も多いでしょう。しかし、オンラインスクールの作り方は検索しても分かりにくいため、頓挫する人も少なくありません。
本記事では、オンラインスクールの具体的な作り方・ポイントなどを紹介します。オンラインスクールの開校を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
オンラインスクールで教えられること
オンラインスクールで教えることは、自分が所有している資格や特技などです。あくまでもオンライン上で教えるため、対面でなければ教えられないことは適していません。オンラインスクールで教えられることの例は次のようになります。
- 英会話などの語学
- ITのプログラミング
- さまざまな資格取得
- 動画編集技術
- パーソナルトレーニング
- ピアノ
- ボイストレーニング
- 料理
- ダンスの技術
- ヨガの方法
これらは、すでに多くのオンラインスクールが開校されているため、実際に確認すると多くの知見を得られます。
オンラインスクール の作り方7ステップ
オンラインスクールを作るためには、いくつかの工程があります。ここでは、7つのステップに分けて作り方を紹介します。
1.教えることを決める
オンラインスクールを作るためには、何を教えるのかを決めなければなりません。できるだけ具体的に教えることを決めるのがポイントです。具体化は、考えていることを見える化するとよいでしょう。教えることを具体化すれば、ジャンルやターゲット、集客方法、販売方法などが見えてきます。
2.ターゲットについて考える
ターゲットについて考えて決めるには、ペルソナの設定が有効な手段です。ペルソナが決まれば、集客方法がより明確になります。
ペルソナの設定
ペルソナとは、商品やサービスを提供したり、開発したりする際のユーザー像であり、マーケティングなどで利用される概念です。オンラインスクールに当てはめれば、どのような人に教えるのかを人物像として設定することになります。
性別や年代、属性などを絞り込めば具体的なペルソナが分かるようになります。できれば、趣味趣向や金銭感覚なども設定しましょう。細部まで設定できれば集客方法の検討にも役立ちます。
集客方法も検討
ペルソナが決まれば、教えることとペルソナに適した集客方法を検討しておきましょう。詳しくは後ほど紹介しますが、さまざまな集客方法のなかから、何が適しているのかを決めるためには検討材料が必要です。ペルソナは、重要な検討材料の1つでもあります。
3.講座の種類を決める
オンラインスクールの配信には、ライブ講座(ライブ配信を利用した講座)とオンデマンド講座(オンデマンド配信を利用した講座)の2種類があります。講座の種類を決めるためには、まずターゲットの目的やニーズに適した講座であるかどうかを見極めます。
また、講師が継続できるかどうかも大事です。継続できていないオンラインスクールに、受講生は集まりませんし、クレームの対象にもなります。講師が教えやすく、受講生が覚えやすい環境の講座を選択しましょう。ライブ講座とオンデマンド講座の両方を選択することも一考の価値があります。
4.配信方法を決める
オンラインスクールを作るためには、配信方法を決めることも重要です。ここでは、2つの配信方法を紹介します。
ライブ配信
ライブ配信は、リアルタイムで配信されるオンラインサービスです。オンラインスクールではライブ講座に利用されていて、リアルタイムで講座が行われています。双方向のコミュニケーションを取れることが特徴です。
メリットは、受講生がリアルタイムで質問できたり、受講生同士でのコミュニケーションも取れたりすることです。デメリットは、時間が決まっていることや限られた時間であることなどが挙げられます。リアルタイム配信であるため、ダウンロードはできませんが、録画機能での録画は可能です。
オンデマンド配信
オンデマンド配信は、撮影した動画を編集したものをユーザーが視聴する配信です。オンラインスクールでは、オンデマンド講座に利用されていて、講師があらかじめ撮影・編集した動画を受講者が視聴します。
メリットは、受講生が自分の都合に合わせて、いつでも受講できることです。ダウンロードできるため、苦手なところを繰り返し視聴できて、インターネットがなくても学べることも大きなメリットといえます。デメリットは、リアルタイムで質問できないことや、相手がいないためモチベーションが下がりやすいことです。
5.教材の作成
配信方法が決まれば、教材の作成へと進みます。受講者のゴールを決めて、それに適した教材が必要です。
オンラインスクールの構想と受講者のゴールを考える
オンラインスクールの構想や受講者のゴールを考えて決めることが重要です。オンラインスクールの全体を通して、何を教えるのかが決まっていれば、受講者のゴールも決められます。ゴールは、受講者やコースによって異なるため、複数のゴールを設けることも大事です。
例えば、英会話のオンラインスクールを運営するにあたって、ゴールをTOEICで700点以上とします。しかし、コースによっては500点をゴールとして設定することも大事です。
別例として、オフィスソフトであっても、エキスパートやスペシャリストのそれぞれのゴールを決めておけば、受講する側も選びやすくなります。
講座内容を決めて細分化する
受講者のゴールが決まれば、それに合わせて講座内容を決めることになります。その際には、できる限り細分化することが重要です。
細分化した後は、受講回数を決めましょう。具体的な受講回数が決まっていれば、受講者が受講しやすくなります。受講者のレベルに合わせてコース化することも1つの手段です。
シナリオを作成する
受講内容を細分化すれば、教える内容のシナリオを作りましょう。資料が必要となる場合は、見るだけで理解できるような工夫が必要です。内容が難しくなれば図化して、受講者が理解しやすくなる工夫も必要となります。
シナリオができれば、それに合わせて、必要な教材を作りましょう。教材は、受講者の理解を深められるだけでなく、他のオンラインスクールとの差別化にもつながります。
6.オンラインスクールの運営ツールを決める
教材が作成できたら、運営ツールを決めましょう。運営ツールは、オンラインスクールを配信するツールです。代表的な種類は次のようになります。
- テレビ会議システム
- SNS
- HP作成コンテンツ
- SaaS/ASPサービス
- 動画配信プラットフォーム
それぞれ、できることが異なりメリット・デメリットも異なるため、何ができて何ができないのかを把握して検討することが重要です。
そのうえで、オンラインスクールで教えることやターゲットなどに適した運営ツールを選びましょう。ライブ配信とオンデマンド配信の両方ができるものを選べば、運営方針が変わってもツールを変更せずに続けられます。
7.集客と販売
ツールが決まれば、いよいよオンラインスクールの開校です。まずは、集客や販売活動を促進しましょう。集客は、オンラインスクールにとって命綱といっても過言ではありません。受講者がいなければ、受講料が得られず収益につながらないためです。
集客に役立つツールとしては、次のようなものが挙げられます。
- Web広告
- SNS
- オンラインスクール提供サービス
- SEO対策したホームページ
- ブログでSEO対策済みの情報発信
- プレスリリース
瞬間的な集客には、Web広告が有効です。SEO対策を施したホームページやブログは、長期的視点で捉え、安定した集客につながるでしょう。ホームページに加えて各種サービスを準備すれば、集客のためのプラットフォームになります。
オンラインスクールを運営するメリット・デメリット
オンラインスクールの運営には、メリットとデメリットがあり、開校を目指す段階で把握しておくことが望ましいでしょう。先に代表的なメリットを紹介します。
- どこからでも開催可能
- 会場費用がかからない
- 受講料を安くできる
- 安価な受講料は集客に役立つ
- 時間設定の自由度が高い
- 人数制限を設けられる
- 会場を選ばなくてもよい
- 会場に行かなくてもよい
- 会場までの移動費や時間がいらない
代表的なデメリットは、次のようになります。
- 受講生の反応が鈍い
- 一体感を感じにくい
- 一方的な講義になりやすい
デメリットの大半は、コミュニケーションに由来するものであるため、一体感を感じる講義や一方的にならない工夫を凝らしましょう。受講者のデメリットが多ければ、受講者は減少します。
まとめ
オンラインスクールを作るには、教えることを決めることが第一歩になります。その後は、ペルソナ、配信方法を決めていきます。教材の作成では、先にゴールを決めてから受講内容を細分化していき、シナリオも作成しましょう。
そして、運営ツールや集客、販売、料金の集金を考える際は、専用のプラットフォームを活用するのがおすすめです。
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