オンラインサロンプラットフォームとは?仕組みや選定のポイントなどを解説
オンラインサロンを開設するなら、プラットフォームの利用が便利です。プラットフォームを使えば、簡単にオンラインサロンを開設できます。ただし、機能や手数料などは、それぞれ異なるため比較検討が必要です。この記事では、オンラインサロンプラットフォームについて、概要や費用、選び方などを解説します。人気のオンラインサロンプラットフォームも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
目次
オンラインサロンを開設するには?
オンラインサロンを開設する方法としては、自分でサイトを開設する方法とプラットフォームを利用する方法があります。
自分でサイトを構築する
オンラインサロンは、自分で構築することも可能です。フルスクラッチ(1からサイトを構築する方法)で構築したり、WordPressなどを利用したりすれば、構築も運営も自分で行えます。時間と労力は必要ですが、イニシャルコストとランニングコストの両方を抑えられるため、収益を上げやすくなるでしょう。
専用のプラットフォームを利用する
オンラインサロンの開設では、構築と運用を提供している専用のプラットフォームがあります。プラットフォームでは、オンラインサロンの構築や運営に必要な機能が揃っていることが特徴です。利用することで、格段に手間を省いたオンラインサロンを構築できます。ただし、売上に対して手数料が発生することがデメリットです。
オンラインサロンプラットフォームとは
オンラインサロンは、オンラインで運営される月額会員制のコミュニティです。それを構築し運営できる機能を提供しているのが、オンラインサロンプラットフォームとなります。代表的な機能には、画像投稿や動画投稿、コメント機能、ライブ配信機能などがあげられます。
プラットフォームを利用することで、簡単にオンラインサロンを立ち上げて、手間をかけない運営が可能です。決済システムもあるため、月額料金の回収も簡単にできます。
オンラインサロンのプラットフォームの仕組み
オンラインサロンのプラットフォームには、さまざまな仕組みや機能があります。ここでは代表的なものを5つ解説します。
メンバーと交流できる仕組みがある
プラットフォームには、オンラインサロンのメンバーと交流できるように、さまざまな仕組みや機能があります。代表的な仕組みは以下のとおりです。
- グループチャット
- コメント返信
- 画像・動画の投稿
- イベント告知
- 参加者の募集
- アンケート
これらは、プラットフォームのダッシュボードで簡単に設定できて、メンバーとのコミュニケーションを深めるためにも役立ちます。
決済システムが利用できる
オンラインサロンの多くは月会費を設定しており、前払いになっていることが一般的です。その会費を回収するために、決済システムが提供されています。クレジットカード決済や銀行引き落とし、モバイル決済など多くの決済方法に対応可能です。会員が会費を収めやすくするために、スムーズに月会費を回収できる仕組みとなっています。
集客しやすい機能がある
オンラインサロンプラットフォームでは、プラットフォーム内で集客できる仕組みがあります。具体的には、次のような機能が使える仕組みです。
- 検索欄
- 人気サロン表示
- 新着サロン表示
- おすすめサロン表示
- ジャンル別にサロンを表示
プラットフォームによっては、自分のサロンを紹介できる紹介サイトが用意されているケースもあります。
入退会管理ができる
オンラインサロンでは、会員管理の仕組みが重要です。会員管理のなかでも、入退会管理では会員の個人情報のセキュリティレベルを高めなければなりません。プラットフォームでは、セキュリティが高い入退会管理が可能です。
会費が未納のメンバーの利用制限も簡単に行えます。また、詳細情報の管理や会員情報を、一覧で管理できる機能が備えられたプラットフォームもあります。
オーナーやユーザーをサポートする仕組みがある
プラットフォームでは、オンラインサロン運営のサポート面も充実しています。サポートは、オーナーとユーザーそれぞれに対応しているため、どちらも安心してプラットフォームを利用できるでしょう。システムの機能や使い方に関することは、サービスを提供する運営会社に問い合わせをすれば解決できます。
オンラインサロンプラットフォームの利用にかかる費用
オンラインサロンプラットフォームを利用する際には、費用が発生します。主な費用は、売上に対する手数料とイニシャルコストです。
売上に対して手数料が発生する
プラットフォームを利用すると、手数料が発生します。手数料は売上に対する割合で設定されていることが一般的です。プラットフォームによって異なりますが、売上に対して10%~35%程度となっています。
初期費用がかかるケースもある
オンラインプラットフォームのなかには、初期費用が発生する場合もあります。特にパッケージ型のプラットフォームは、高額な初期費用がかかるケースも少なくありません。初期費用もプラットフォームによって異なるので、複数のサービスを比較して検討しましょう。
オンラインサロンプラットフォームを選定する際のポイント
オンラインサロンプラットフォームを選ぶ際には、ポイントがあります。ここでは、8つのチェックポイントを紹介します。
使いやすいプラットフォームか
プラットフォーム選びで重要なことは、操作性や見やすさなどです。ユーザー視線から見て使いやすくなければ、脱会の可能性が高まります。オンラインサロン会員の投稿やコメントをチェックして操作性を確認することが望ましいでしょう。
必要な機能がそろっているか
オンラインサロンを構築したり、運営したりするために必要な機能が揃っているかを確認することも重要なポイントです。機能のなかでも、会員管理と決済システムは重要ですが、これらがオプションとなっているケースもあるので注意しましょう。
手数料はどのくらいかかるのか
オンラインサロンプラットフォームを利用するには、一定の手数料が発生します。機能や操作性、デザインなどを考慮し、コストパフォーマンスが適正であるかを見定めましょう。収益をあげるためには、ランニングコストを抑えることが大切です。
会費の自動更新が可能か
オンラインサロンは基本的に月額会費制です。そのため、会費の自動更新機能がなければ、手作業で更新することになります。毎月スムーズに決済するためには、自動更新機能があるプラットフォームを利用するとよいでしょう。
複数のデバイスに対応しているか
オンラインサロンのユーザーは、さまざまなデバイスからアクセスしてきます。パソコンやスマートフォン、タブレットなどの対応は不可欠です。複数のデバイスからオンラインサロンに参加できるプラットフォームを選びましょう。
複数のプランを設定できるか
オンラインサロンによっては、複数のプランを設定するケースもあります。内容や金額が異なるプランを複数運営したい場合は、複数のプランに対応できるプラットフォームを選びましょう。
必要なサポートを受けられるか
プラットフォームによって、受けられるサポートは異なります。そのため、サポート内容を確認したうえで、プラットフォームを選ぶことが大切です。特に、初めてプラットフォームを開設する場合は、充実したサポートが受けられるプラットフォームを選ぶとよいでしょう。
ニックネームで利用できるか
オンラインサロンの会員のなかには、実名や顔出しを嫌うユーザーも少なくありません。ニックネームで参加できたり、アバターが利用できたりするとユーザーも安心できるでしょう。ニックネームで利用できるかどうかを確認することも重要なポイントです。
オンラインサロンプラットフォーム5選
オンラインサロンプラットフォームは、多くの企業が参入しています。ここでは、代表的なプラットフォームを5つ紹介します。
メンバーペイ
メンバーペイは、さまざまな販売をオンライン上で行える決済サービスです。オンラインサロンプラットフォームとしての機能も充実しています。月額定額プランを提供しながら、トライアル体験を単発で販売できるため、収益性も高いことが特徴です。
初期費用や月額料金は無料です。販売手数料も安価な設定で、合計決済額に対して5.5%(税込)となっています。
DMMオンラインサロン
DMMオンラインサロンは、最大手のオンラインサロンプラットフォームの1つです。多種多様なオンラインサロンがあり、ビジネス系からアーティスト系、アイドル系などもあって、サロンの種類も充実しています。多くの著名人が利用していることも特徴です。初期費用や更新費用は無料で、手数料は非公開となっています。
CAMPFIRE Community
CAMPFIRE Communityは大手のオンラインサロンプラットフォームです。1,000以上のオンラインサロンがあり、クラウドファンディングにも利用されています。アイドルやアーティストのファンクラブコミュニティとして、オンラインサロンを立ち上げようとする人にも適しているプラットフォームです。初期費用や更新費用は無料ですが、売上総額の15%(外税)がサービス利用料としてかかります。
YOOR
YOORは、オンラインサロンに特化した専用のプラットフォームです。オンラインサロン専用のトークルームを無料で利用できることが特徴で、メンバーとの交流を深められます。SNSとの連携が不要で、ニックネームでの参加ができるため、秘匿性重視のオーナーに適したプラットフォームです。初期費用などの負担はありませんが、手数料が18%かかります。
FANTS
FANTSは、オンラインサロンの開設や運用に特化した専用のプラットフォームです。特徴は、最短2週間で構築できること、開設や運営に必要な機能が充実していることであり、便利な機能も揃っています。運用スタイルによって4つのプランから選択が可能です。プロデュースや運用代行が利用できるプランもあります。
まとめ
オンラインサロンを構築し運用して、収益をあげているオンラインサロンオーナーが増えています。ゼロからオンラインサロンを立ち上げるには、高度なIT知識や技術が必要です。そのため、オンラインサロンの構築や運用では、オンラインサロンプラットフォームを利用することがおすすめです。
オンラインサロンプラットフォームを利用すれば、だれでも簡単にオンラインサロンを構築し運用できます。メンバーペイであれば、登録から利用開始まで最短30分でオンラインサロンを立ち上げられます。手数料も業界最安水準となっているため、収益も安定しやすいでしょう。オンラインサロンの開設を検討している場合は、ぜひご利用ください。