【初心者向け】オリジナルグッズ販売の始め方|在庫リスクなしで個人が挑戦できる方法とは?

「自分のイラストやデザインで、世界に一つだけのオリジナルグッズを作ってみたい」 「応援してくれるファンの方に、何か特別なアイテムを届けたい」
そんな風に考えたことはありませんか? かつては専門的な知識や多くの資金が必要だったオリジナルグッズの販売ですが、今では個人でも気軽に挑戦できる時代になりました。
しかし、いざ始めようとすると、「何から手をつければいいの?」「在庫を抱えるのが怖い」「ネットショップの運営って難しそう」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな初心者の方に向けて、オリジナルグッズ販売の具体的な始め方や、知っておきたい販売方法の種類、そして注意点などを分かりやすく解説していきます。自分に合った方法を見つけて、創作活動の幅を広げる一歩を踏み出してみましょう。オリジナルグッズ販売にはどんな方法がある?
個人がオリジナルグッズを販売するには、主に3つの方法が考えられます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身の目的やスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
1. ネットショップ作成サービスを利用する
BASEやSTORESに代表されるサービスで、自分だけのオンラインストアを開設する方法です。デザインの自由度が高く、自分のブランドの世界観を表現しやすいのが大きなメリットです。一方で、開設しただけでは誰も訪れてくれないため、SNSなどで自ら集客を行う必要があります。
2. ハンドメイドマーケットプレイスに出品する
minneやCreemaといった、多くの作家が集まるプラットフォームに出品する方法です。サイト自体に集客力があるため、自分の作品を見てもらえる機会が多いのが魅力です。ただし、販売手数料が比較的高めに設定されていることや、多くの作品の中に埋もれてしまいやすいという側面もあります。
3. グッズ作成・販売サービス(オンデマンド)を利用する
SUZURIやBOOTHなどの、注文が入ってからグッズを1点ずつ製作・発送してくれるサービスです。この方法の最大のメリットは、在庫を一切抱える必要がない「在庫リスク」のなさにあります。初期費用を抑えて手軽に始めたい方には、特に魅力的な選択肢と言えるでしょう。ただし、原価が高くなるため、利益率は低めになる傾向があります。

オリジナルグッズ販売の始め方 5つのステップ
では、実際にオリジナルグッズ販売を始めるには、どのような手順を踏めば良いのでしょうか。ここでは基本的な5つのステップをご紹介します。
- コンセプトとターゲットを決める: 誰に、どんな想いを届けたいのかを明確にしましょう。コンセプトがしっかりしていると、グッズのデザインや販売方法にも一貫性が生まれます。
- 販売するグッズを決める: Tシャツ、トートバッグ、ステッカー、アクリルキーホルダーなど、製作できるグッズは多岐にわたります。ターゲット層が普段使いしやすいアイテムを選ぶのがおすすめです。
- デザインを作成する: グッズの核となるデザインを用意します。ご自身で作成するほか、スキルマーケットなどでデザイナーに依頼する方法もあります。
- 販売方法を選ぶ: 先ほど紹介した中から、ご自身の活動規模や目的に合ったプラットフォームやサービスを選びます。
- 告知・集客を行う: SNSやブログなどで、グッズ販売を始めることをお知らせしましょう。作品が完成していく過程を発信するのも、ファンの期待感を高める上で効果的です。

オリジナルグッズ販売に便利なオンライン決済の導入
本格的なネットショップまでは必要ないけれど、SNSのフォロワーやコミュニティのメンバーといった特定の方に向けてグッズを販売したい、というケースもあるでしょう。そうした場合、大掛かりなシステムは不要で、もっとシンプルにお金のやり取りができる仕組みが求められます。
そこで選択肢となるのが、オンライン決済サービスの導入です。
個人事業主でも簡単に導入できるオンライン決済は、インターネットを通じて代金のやり取りを完結させる仕組みのことです。 これを利用することで、未払いのリスクを減らしたり、入金管理の手間を省いたりできるといったメリットがあります。
シンプルな決済サービスという選択肢
販売方法として、必ずしもネットショップの形にこだわる必要はありません。例えば、申し込みページだけを作成し、そのリンクをSNSやブログに貼るだけで販売を始める、というより手軽な方法もあります。
こうした個人のスモールスタートに適した決済サービスも存在します。サービスを選ぶ際は、初期費用や月額費用、決済手数料などを比較検討することが重要です。
その中の一種として「メンバーペイ」のようなサービスがあります。 特徴としては、初期費用や固定の月額費用がかからず、販売手数料だけで利用できる点が挙げられます。 最短30分ほどで登録が完了し、すぐに販売を開始できる手軽さも、初めての方にとっては安心できるポイントでしょう。
このように、販売の規模や目的に応じて、決済の仕組みも柔軟に選ぶことが可能です。
オリジナルグッズ販売を成功させるための注意点
最後に、オリジナルグッズ販売を長く楽しむために、いくつか注意しておきたいポイントを解説します。
適切な価格設定を行う
価格は、グッズの原価や製作にかかる時間、送料などを考慮して、きちんと利益が残るように設定することが大切です。 周りのクリエイターの価格帯を参考にしつつも、安易に安くしすぎないように注意しましょう。
在庫管理に気をつける
オンデマンド印刷でない場合、最初にまとまった数のグッズを製作することになります。作りすぎて在庫を抱えてしまわないよう、最初は小ロットで始めるのが賢明です。
法律や権利関係を確認する
使用するイラストやロゴ、写真などが、第三者の著作権や商標権を侵害していないか、必ず確認しましょう。トラブルを未然に防ぐためにも、基本的な知識を身につけておくことが重要です。

まとめ
オリジナルグッズの販売は、もはや特別なことではなく、誰もが気軽に挑戦できる自己表現の形の一つです。ネットショップの開設からオンデマンドサービス、さらにはシンプルなオンライン決済の活用まで、その方法は多岐にわたります。
大切なのは、ご自身の活動スタイルや目的に合った方法を見つけることです。特に、初めて挑戦する方や、まずは小規模で試してみたいという方は、在庫リスクや初期費用を抑えられる方法から始めてみてはいかがでしょうか。
例えば、メンバーペイのようなサービスを活用すれば、初期費用や固定費をかけずに、オンラインでの販売を手軽に始めることができます。あなたの素敵な作品が、それを待っている誰かの元へ届く。そんなクリエイティブな活動を、ぜひ楽しんでください。